2024.3.10 市民登山教室
身延山、1153m
9.00久遠寺下の無料駐車場から東コースに取り付く、このコースだけは二度と登りたくないと思っていた。久遠寺本堂の正面に突き上げている280数段の階段、普通の階段よりピッチが高い、修験の場とは言え、懲りてしまう。
キツイの一言に尽きる。
久遠寺本堂で賽銭を奉納、身延山全体が寺院の集落、心尽くしの賽銭を分配して下さいと拝願。登山道は本堂を左手に廻り込みつづら折りの林道に登りだす、歴史感のある樹齢何百年の杉林、
樹元にはミツマタ、南天の群生、至るところに祈祷の祠が祀られている。
標高1000m越す頃残雪があり、油断をすると足をすくわれる。
まぁー雪景色は楽しい、これぐらいの暖傾斜なら。杉や檜の林を抜けてると富士川渓谷を挟んで真っ白な霊峰富士山。
〈身延の町並みと富士川〉
圧巻だ快晴、眺望は申し分無し、駿河湾、伊豆半島、天城山域も望見。
富士山展望台
山頂の奥之院思親閣を参拝、
裏手の展望台は七面山、茶臼、塩見、南アルプスの盟主、北岳、鳳凰三山、八ヶ岳連峰、深田久弥氏終焉の地茅ヶ岳、瑞牆山、金峰山、奥多摩の山々が何時見ても飽きない。
ロープウェイ山頂駅売店で450円也の名物だんご3兄弟、榊原と分け合う、売店の姉ちゃんが団子の串の先の尖った根元を幸福が訪れますように呪文を唱えハサミで切ろうと、ちんめんの歯軋り
あれあれ幸せが逃げていっちやう、笑いながらそんな事ありまん、顔を真っ赤にしながらパチン、笑笑有難う。身延だんご美味しいかった。
下山は西コース、腐った雪と凍った雪のミックス、嫌な予感緩傾斜だから恐怖心は無し、よそごとを考えていたら足をすくわれて、尻から軟着陸、背後できゃー、
七面山登山口の出会追分感井坊まで賑やかな下山が続いた。
スギ花粉の人は辛いだろう…。
千本杉の巨木に耳を当てると千数百年の歴史が響く、身延山の浪漫を感じるひと時だ。
つづら折りの林道を下り松樹庵で小休止、午後3時頃
何か疲れた、よたって駐車場に着く。
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